四十九日法要を行うなら
近年では葬儀後最初の法要が四十九日法要となるケースが多くなりました。
そんな四十九日法要はいつ・どこで・どのように行うかなどを紹介して行きます。
状況・納骨を合わせるかによる違い
既にお墓をお持ちで、そのお墓がお寺にあり納骨も行う場合。
こうした場合は納骨もそのお寺で行う予定となるでしょう。お寺で行うので設備など揃っており、納骨の際も参列者の方の移動による負担も少なく済みます。
ですからすでにお寺にお墓のある、若しくはお墓を建てる予定のあるご家族はそのお寺で法要を行うのが一般的です。
次に葬祭ホールで行う場合。
この場合は納骨とは分けて行うことが殆どだと思います。葬祭業者さんに依頼することから予算や参列者の人数に応じたプランを相談でき、柔軟な対応が可能となります。
準備も片付けも必要ありませんので施主の方が参列いただいた方にしっかりとした応対をすることもできます。
ただお彼岸の時期などは葬祭ホールも忙しくなりますので、日取りが決まったら早めに連絡を入れ相談すると良いでしょう。
49日目でないといけないものか
通常執り行うのは故人がお亡くなりになってから49日目ですが、必ず49日目に行わなければいけないわけではなく、施主様やそのご家族のご予定や会場の都合がつかない場合などは変更して行います。
但し変更する場合は49日目より前に行うのがマナーです。仏事は日程変更がある場合は予定を早めて行った方が良いとされていますが、四十九日法要も例外ではありません。
参列者の方の都合を考慮すれば土曜・日曜また、お食事の時間を考えると日中に行うのが良い選択となるので「週末の日中」に行う方向で調整するのがよいでしょう。
四十九日法要の準備
準備しておくものは故人のご遺骨・白木の位牌・本位牌・遺影・お供えの花、これらを祭壇に飾ります。
お坊さんもあらかじめ頼んでおかなければなりませんが、お坊さんへのお布施も必要です。お布施は水引のある二重になった封筒で渡すのがマナーですが、市販の無地(郵便番号などを記入する欄のない)の封筒でも特に問題はないとされます。
お布施の金額目安は葬儀費用の1割程度、一般的には3~5万円程度のことが多いです。
ただ地域やお寺により相場が異なる場合もあるので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
位牌について
四十九日法要の際には仮位牌から本位牌に替える必要があります。
本位牌は仏壇・仏具店で購入できますが、法要を頼んだ葬祭業者さんに依頼することもできます。
また、本位牌に替えるにあたり仏壇を用意しておかなくてはなりません。
これも仏壇・仏具店で購入できますが、葬儀・法要含め仏事すべてについてのサービスが充実した葬祭業者=総合供養サービス会社を事前に探しておけば施主様の時間を割かずにすべてを円滑に進めることが可能です。